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海外材料にも反応乏しく、決算ピークで模様眺めムード

発行済 2019-07-31 12:27
更新済 2019-07-31 12:41
© Reuters.  海外材料にも反応乏しく、決算ピークで模様眺めムード

[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;21497.99;-211.32TOPIX;1564.73;-10.85[後場の投資戦略] 中国国家統計局が本日発表した7月の製造業購買担当者指数(PMI)は前月比0.3ポイント上昇の49.7となり、市場予想を上回ったものの、小幅な改善だったことから材料視する動きは限定的であった。

また、前日に4-6月期決算を発表した米アップルは、3四半期ぶり増収となり、時間外取引で4%高となっているものの、主力「iPhone」の売上は減少基調が続いており、その他のサービス部門による伸びが顕著だったことから、東京市場における電子部品関連に対する市場反応もまちまちであった。

日本国内が決算以外に手がかり材料に乏しいなか、海外市場の動向を受けた反応も鈍いようである。

 足元の東京市場では、決算を手掛かりとした個別物色が主体となる構図に変化はなく、米中通商協議のほか、トランプ大統領による大幅利下げ要求が伝わるなかで米連邦公開市場委員会(FOMC)の動向を見極めたいとする向きは多いとみられる。

引き続き東証1部が薄商いのなか、前述したインデックスイベントによる売り需要を警戒する投資家も多いだろう。

本日は医薬品や金融、消費財セクターのほか、電子部品関連といった400社超の決算が控える。

8月9日に次ぐ決算ピークということで、後場にかけて一段と模様眺めムードが強まろう。

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