29日午前の東京外為市場ではドル・円は102円17銭付近、利益確定売りで上値の重い展開となった。
ドル・円は、26日の海外市場でイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長をはじめ米金融当局者から利上げに前向きな発言が相次いだことで、同日のニューヨーク市場では101円後半に値を切り上げた。
週明け東京市場ではその流れが引き継がれ、ドルは101円90銭付近で寄り付いた。
東京市場の午前の取引では、日経平均株価の大幅高を背景にドル・円はリスク選好的な買いが強まり、一時102円22銭まで値を切り上げた。
ただ、102円台は利益確定売りが厚いとみられ、ドルの上昇は鈍い。
ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いが続いているが、利益確定売りに押される可能性もあろう。
ここまでドル・円は101円84銭から102円22銭、ユーロ・円は113円97銭から114円44銭、ユーロ・ドルは1.1178ドルから1.1201ドルで推移。