■ティア (T:2485)の業績動向
3. 財務状況と経営指標
2017年9月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比1,110百万円増加の11,179百万円となった。
主な増減要因を見ると、流動資産で現預金が880百万円増加したほか、固定資産では新規出店に伴い有形固定資産が243百万円増加した。
一方、負債合計は前期末比610百万円増加の5,119百万円となった。
新規出店費用等を目的として有利子負債が381百万円増加したほか、未払法人税等が128百万円増加した。
また、純資産合計は前期比499百万円増加の6,060百万円となった。
配当金の支払いで60百万円流出したが、四半期純利益559百万円の計上により利益剰余金が増加した。
経営指標を見ると、有利子負債が増加したため、自己資本比率が前期末比1.0ポイント低下の54.2%、有利子負債比率が同2.4ポイント上昇の50.5%となったが、ネットキャッシュ(現預金-有利子負債)で見れば前期末比で改善しており、財務基盤は着実に強化されていると言える。
同社では、中長期的に店舗数を200店舗体制まで拡大していく目標を掲げており、その中でM&Aも経営の選択肢として検討を行っている。
このため、当面は財務基盤の強化に注力していく考えであり、設備投資は営業キャッシュ・フローの範囲内で行っていく予定にしている。
経営指標としては、自己資本比率で50%の水準を維持していく方針だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
3. 財務状況と経営指標
2017年9月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比1,110百万円増加の11,179百万円となった。
主な増減要因を見ると、流動資産で現預金が880百万円増加したほか、固定資産では新規出店に伴い有形固定資産が243百万円増加した。
一方、負債合計は前期末比610百万円増加の5,119百万円となった。
新規出店費用等を目的として有利子負債が381百万円増加したほか、未払法人税等が128百万円増加した。
また、純資産合計は前期比499百万円増加の6,060百万円となった。
配当金の支払いで60百万円流出したが、四半期純利益559百万円の計上により利益剰余金が増加した。
経営指標を見ると、有利子負債が増加したため、自己資本比率が前期末比1.0ポイント低下の54.2%、有利子負債比率が同2.4ポイント上昇の50.5%となったが、ネットキャッシュ(現預金-有利子負債)で見れば前期末比で改善しており、財務基盤は着実に強化されていると言える。
同社では、中長期的に店舗数を200店舗体制まで拡大していく目標を掲げており、その中でM&Aも経営の選択肢として検討を行っている。
このため、当面は財務基盤の強化に注力していく考えであり、設備投資は営業キャッシュ・フローの範囲内で行っていく予定にしている。
経営指標としては、自己資本比率で50%の水準を維持していく方針だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)