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三井智映子と始める資産運用入門14:株式投資でキャピタルゲインを狙うには

発行済 2016-08-20 16:22
更新済 2016-08-20 16:33
三井智映子と始める資産運用入門14:株式投資でキャピタルゲインを狙うには

こんにちは、フィスコリサーチレポーター三井智映子です。

今日は株式投資の利益の取り方として、キャピタルゲインに迫っていきたいと思います。


■キャピタルゲインとは
この連載の10回目で、キャピタルゲインとインカムゲインについて説明させて頂きましたね。
株式投資では、株価が上がれば売って差額を利益とすることができます。
また下がっている時に空売りをしても利益を得られます。
この利益をキャピタルゲイン(売買益)といいます。

例えば株式が高くなりそうな銘柄を安値で購入し、値上がり時に売却して利益を得る、または株価が下落しそうな銘柄を空売りして、値下がりしたら買い戻して利益を得るわけです。
株式投資というと、このキャピタルゲインを想像する方も多いですよね。


■株を売買できる単位に注意
キャピタルゲインを得るためには、株の価格(株価)に敏感でなければなりません。
この株価というのは銘柄によってさまざまです。
高い株ですと1株1万円以上というのもありますし、安いものは1株50円やそれ以下もあります。

とはいえ、通常、1株単位で株は買えません。
各銘柄には最低売買単位というものがあります。
以前は1,000株単位が多かったようですが、最近は売買単位を引き下げて投資しやすい銘柄が増えています。
この最低売買単位のことを単元(たんげん)といいます。

例外として単元未満株といって、1株ずつ買う方法もあります。
証券会社によってプチ株やS株など様々な呼び方がありますが、少ない資金で投資できるため投資資金が少ない方には嬉しい方法ですね。


■売買時の注文方法も大切
株の売買には「成り行き注文」と「指値注文」があります。
簡単にいいますと、「成り行き注文」はいくらでもいいのでこの株をこれだけを買いたい(売りたい)という注文方法で、「指値注文」はこの値段でこれだけ買いたい(売りたい)というような注文の仕方です。

どちらにせよ、売り手の売りたい値段と買い手の買いたい値段が一致して初めて株価が決まり、売買が成立します。

成り行き注文を取引時間中に出せば、その注文時に出ている最も低い価格の売り注文と値段が一致して売買が成立します。
注文したい時にすぐに売買ができますが、株価が急速に上昇しているときなど、想定外の高い株価で買い注文が成立してしまうこともあるので注意が必要です。

指値注文は、自分が買いたい価格で買ったり、売りたい価格で売ったりできるのがメリットですが、たとえば今525円の株を500円で買いたいときに、指値で買い注文を入れたとすると500円以下に株価が下がらなければ買うことはできません。
そのため売買のチャンスを逃してしまうということもあります。


■経済指標を見逃すなかれ
株価は日々変わりますので、キャピタルゲインを得るためには安く買って高く売る、シンプルですがこの一言に尽きます。

株価には、世界情勢やニュースなどいろいろなものが関係しています。
投資のプロも日々真剣に相場に取り組んでおり、同じ条件の中で皆さんもキャピタルゲインを狙わねばならないわけですから、勉強は必須だと思います。

株価が動く要因は決算やニュースなどたくさんありますが、経済指標が発表されるとマーケット全体が大きく動く可能性が高まりますので、キャピタルゲインを狙う人は皆が経済指標を注目しているといっていいでしょう。

経済指標は毎日のように発表されていますが、わたしが必ずチェックしているのはGDP(国内総生産)、失業率(米雇用統計もこれに含みます)、貿易収支、消費者物価指数です。


■時間外のPTS取引も使える
決算や重要指標の発表直後などは株価も大きく動きがちですが、通常、国内株式は証券取引所が開いている9時から15時までしか取引できません。
決算発表などは15時以降に行なわれることが多いですし、海外の市況や重要発表時期とは時差がありますので、情報に敏感に反応した取引は難しいのが通常です。
たとえばアメリカの雇用統計は夏時間で日本の21時半頃に発表となります。
内容によっては「大きく株価が動くのがわかっているのに取引ができない!」なんていうストレスを抱えてしまうこともあるわけです。

そこでオススメなのが「朝8:20~」「夜19:00~23:59まで」取引できるPTS取引です。
PTS取引とは、日本証券業協会の定める「上場株券等の取引所金融商品市場外での売買等に関する規則」等のもとに行われている取引所金融商品市場外取引のこと。
取引チャンスを逃さない(機会損失したくない)という方は、このPTS取引も視野に入れておくといいでしょう。
ただ、現在、早朝、夜間のPTS取引ができるのはSBI証券だけですので注意してください。


■取引機会を逃さないために
必要な情報を逃さないために、ぜひとも使っておきたいのが、ウェブサイトやスマホサイト、スマホアプリなどのお知らせ機能です。
各証券会社のサイトや、各社が提供しているアプリ、金融情報配信会社のフィスコが提供するアプリなどをダウンロードしておくと、気になる銘柄の株価やニュースなどの情報を素早く手に入れることができます。
任意で設定した銘柄について、ある一定の条件に到達するとメールでお知らせしてくれたり、プッシュ通知をしてくれたりするというもので、これを利用しない手はありません。

たとえばSBI証券がサイトで展開しているHYPER SBIには豊富なアラートメニューが用意されています。
アラート・ニュース・メッセージという機能を使えば、株価などがあらかじめ指定した条件に合致した場合にメールでいち早くお知らせしてくれますよ。

こうした機能も活用して、株式投資の醍醐味でもあるキャピタルゲインを狙ってみてください。



三井智映子と始める「資産運用入門」は資産運用の基礎を三井智映子の見解でコメントしています。


フィスコリサーチレポーター 三井智映子

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