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足元で下落していた原油市場、実は強気継続? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)

発行済 2017-07-20 08:12
更新済 2017-07-20 08:33
足元で下落していた原油市場、実は強気継続? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)
フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。

18日夜に小動きとなった原油価格は、19日のアジア市場では下落しています。
今日はこの値動きの背景と今後の見通しについてレポートします。


19日のレポートでは『昨夜のNY原油市場では、サウジアラビアの追加減産観測が好感されましたが、エクアドル問題が嫌気されました』と伝えています。
サウジアラビアが追加減産を表明した一方で、エクアドル政府が協調減産から脱退する方針を表明したことで、強弱材料の対峙となった結果、18日夜のNY原油市場は比較的小動きとなったわけですね。


加えて、『今朝発表されたAPI週間石油在庫統計は、原油が320万バレル減予想に対して160万バレル増、ガソリンが66万バレル減予想に対して540万バレル減、ディスティレートが120万バレル増予想に対して290万バレル減となりました』と伝えており、19日に原油価格が下落しているのは、この原油在庫増加などが材料視されたようです。


気になる今後の見通しについて、レポートでは、『リビアとナイジェリアの生産上限が定められれば、原油市場の強材料となります。
そして、サウジアラビアが単独での追加減産も考えていることも伝わっており、今回の産油国会合では、協調減産量の拡大について話し合われる可能性も出てきました』との見解となっています。


また、今後の値動きについては『今週末の産油国による監視委員会や来週明けの生産国会合に向けて原油市場への強気継続も一考かもしれません』と分析しています。
原油市場の強気が継続するならば、この下落は買いチャンスとなるかもしれませんね。


上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の7月19日付「原油市場」「原油市場パート2」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。


フィスコマーケットレポーター 三井智映子

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