以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家元・社長氏(ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」)が執筆したコメントです。
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※2017年9月21日20時に執筆
米通販大手のアマゾンが、眼鏡型ウエアラブル端末の開発に取り組んでいると英紙フィナンシャル・タイムズが20日、関係筋の話として報じました。
アマゾンにとって初めてのウエアラブル端末となり、今後も新規参入する企業が増えてくることでしょう。
米グーグルの親会社であるアルファベットは、2016年に生産を中止していた眼鏡型ウエアラブル端末「グーグルグラス」を今年に入り再び発表しており、関連銘柄が物色される期待は高いと考えられます。
スマートグラスとはヘッドマウントディスプレイ方式の拡張現実(AR)ウェアラブルコンピュータのことで、今後普及することが期待されています。
何が出来るようになるかというと、スマートグラスを通して見たお店の情報が視界上に表示されたり、リアルタイムで視界上に地図が表示されたりといったことが考えられ、今後はさらに活用出来る場面が増えるのではないでしょうか。
いちいちスマホの画面を見る必要がなくなるので、「歩きスマホ」の解消にもつながる期待もあります。
スマートデバイス、ウエアラブル端末が普及することで、どんどん新たなんサービスも生まれるでしょうし、今後の市場規模拡大が期待出来る分野ですので、関連銘柄はチェックしておいた方が良いでしょう。
今回はスマートグラス関連銘柄の中から、眼鏡小売り大手でスマートグラス分野に参入しているメガネスーパー (T:3318)に着目していこうと思います。
■メガネスーパー (T:3318)の基本情報とチャート分析
市場:東証JASDAQ
メガネスーパー (T:3318)は眼鏡チェーン大手で、メガネ型ウェアラブル端末「b.g.(ビージー)」でスマートグラス分野に参入している企業です。
9月12日にはメガネスーパー (T:3318)子会社でウェアラブル端末事業を受け持つエンハンラボが、東京メガネに対する第三者割当増資を実施したと発表。
ウェアラブル端末事業で連携することで、これからスマートグラス分野の筆頭企業に成長する期待は高いと考えられます。
9月11日午後、経済産業省主催の「Innovative Technologies+2017」の採択ビジネスモデルに選定されたと発表しており、株価が刺激されていました。
同社が9月12日大引け後に発表した決算によると、18年4月期第1四半期の連結経常利益は前年同期非連結比73.0%増の2.1億円に拡大。
上期計画の2.5億円に対する進捗率は87.2%に達し、さらに前年同期の73.7%も上回っており、今後業績の上方修正を発表してくる可能性があります。
■メガネスーパー (T:3318)のチャート分析
メガネスーパー (T:3318)の日足チャートを見てみると、
・2017年5月8日の安値 63円
・2017年8月14日の安値 63円
を結んだラインが下値支持線として機能していると考えられます。
一方の上値抵抗線は、
・2017年6月8日の高値 81円
・2017年9月13日の高値 74円
を結んだラインが上値抵抗線として意識されています。
一目均衡表の雲上限に株価が抑えられている状況ですが、数日後に上値抵抗線と雲上限が重なるとみられているので、雲上限と上値抵抗線を同時に上抜けると想定すると、上値余地は高そうです。
最低投資金額が6,900円(9月21日終値69円を元に計算)と低く、少額投資の投資家にも注目されそうです。
今後の市場規模拡大が期待されるスマートグラス・ウエアラブル端末関連ということで、上値抵抗線を上抜けて、上昇する期待は高そうです。
今年1月〜2月には100円を超える株価をつけており、現在株価69円からその辺りの株価まで上昇しても不思議ではありません。
毎日執筆中のブログでは、チャート画像付きで株式市場で注目されているテーマ株や個別株などの分析を行っています。
「投資顧問会社社長 ブログ」で検索してもらえれば、当ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」が出てくると思いますので、一度ブログの方も覗いて頂けますと幸いです。
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執筆者名:元・社長
ブログ名:元投資顧問会社社長のチラシの裏