電算システム (T:3630)は30日、2019年12月期第3四半期(19年1月-9月)連結決算を発表した。
売上高が前年同期比11.6%増の300.69億円、営業利益が同49.3%増の18.68億円、経常利益が同49.4%増の19.23億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同49.8%増の12.87億円となった。
情報サービス事業の売上高は前年同期比19.6%増の170.70億円、営業利益は同89.7%増の13.59億円となった。
請求書作成代行サービス、各種ギフト処理サービス、バックオフィスサービスなどの売上が好調に推移した。
SI・ソフト開発及び商品販売は、オートオークション業務システム、地方公共団体向け業務システム、デジタルサイネージ、G Suiteなどクラウド関連サービスなどの案件により大きく伸長した。
また、各種業務の効率化を進めた結果、利益面でも大きく伸長した。
収納代行サービス事業の売上高は前年同期比2.5%増の129.99億円、営業利益は同1.7%増の4.73億円となった。
主力のコンビニ収納件数は8月の盆休みの曜日の並びから休暇となった影響や、9月には反動による収納件数増加となり月毎の変動は大きなものがあり、売上の伸び率はやや苦戦した。
しかし、各種スマホ決済アプリの引き合いが依然強く、自治体を含む新規先の獲得状況は計画を大きく上回って推移しており、また、スーパーマーケット及びドラッグストアチェーン店舗向けの収納窓口サービスも、順調に増加している。
2019年12月期通期については、同日、業績予想の上方修正を発表した。
売上高が前期比9.4%増の400.00億円、営業利益が同25.8%増(前回予想比16.0%増)の21.00億円、経常利益が同26.1%増(同17.3%増)の21.70億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同41.1%増(同17.3%増)の14.40億円としている。