[エルサレム 1日 ロイター] - イスラエル経済産業省は1日、アブダビに経済関係事務所を今夏開設すると明らかにした。海外からの投資誘致と、湾岸および広範囲なアラブ諸国との経済関係強化が狙いという。
昨年9月、米国の仲介でイスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)の国交が正常化し、2国間で多数の金融取引契約が成立したほか、直行航空便の運航が始まることなどが背景。
先月31日にはテルアビブにUAE大使館が開設されたほか、イスラエル財務省は両国が相互の経済発展促進に向けた租税条約に調印したと明らかにした。
ペレツ経済産業相は、イスラエルとUAEの関係強化により「経済面で巨大な可能性」が生まれるとの見通しを示し、「経済事務所開設は、すでに稼働しているさまざまな政策の大きな追い風になる」と付け加えた。