[ハンブルク 23日 ロイター] - ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のエネルギー・充電部門を統括するエルケ・テンメ氏は、ロイターとのインタビューに応じ、長期的な事業構造について、上場を含め、あらゆる選択肢を排除していないと述べた。
VWのオリバー・ブルーメ最高経営責任者(CEO)は、昨年のスポーツ車ブランド「ポルシェ」の上場後、傘下の各ブランドの責任者に対し、社内研修の一環で株式上場に向けた準備を進めるよう指示しており、関係筋によると、26日に社内向けの発表会が開催される。
テンメ氏は、電気自動車(EV)を一時的な電力貯蔵施設として利用すれば、電力価格の大幅な変動を抑制できる可能性があるとも発言。採算が取れる形にするため、まずは規制当局が枠組みを整備する必要があると述べた。