[ロンドン 30日 ロイター] - 英小売協会(BRC)が30日発表した3月の小売店頭価格指数は、前年比2.1%上昇し、2011年9月以来の大幅な上昇となった。2月は1.8%上昇だった。
店頭価格は昨年、スーパーと大手小売りの競争の影響で下落基調にあったが、ここ5カ月は上昇している。
BRCのヘレン・ディキンソン最高責任者は、ロシアのウクライナ侵攻でコスト高に拍車がかかっていると指摘した。
2月の消費者物価指数(CPI)は30年ぶりの上昇率となったが、4月には光熱費が50%超の上昇となるため、CPIの伸びは8%を超える見込み。家計には1950年代以来の大きな打撃となる。