[3日 ロイター] - 米シェール大手のパイオニア・ナチュラル・リソーシズのスコット・シェフィールド最高経営責任者(CEO)は3日、需給の逼迫を背景に原油高が今後も続き、向こう5年間にわたり1バレル=100ドル以上の水準にとどまると予想した。
投資家との電話会見で見解を示した。同社は短期的に生産量の約5%の伸び率達成に引き続き注力するとした。
「私は依然、原油価格が今後も上昇し続け、下値余地よりもおそらく上値余地の方が大きいと楽観視している」と述べた。
石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は3日の会合で、9月に日量わずか10万バレル増産することで合意した。
これについてシェフィールド氏は「微々たるものだ」とし、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)に供給余力がないと指摘した。