■クリーク・アンド・リバー社 (TYO:4763)の業績動向
3. 財務状況と経営指標
2022年2月期末の総資産は前期末比1,843百万円増加の19,930百万円となった。
主な増減要因を見ると、流動資産では収益拡大に伴い現金及び預金が889百万円増加したほか、受取手形及び売掛金が391百万円増加した。
固定資産では有形固定資産が48百万円減少した一方で、無形固定資産が86百万円、投資その他の資産のうち出資金が333百万円それぞれ増加した。
無形固定資産のうち、のれんは157百万円で前期末から2百万円減少している。
負債合計は前期末比76百万円減少の7,691百万円となった。
営業未払金が303百万円、未払法人税等が154百万円増加した一方で、有利子負債が304百万円、未払費用が170百万円減少した。
また、純資産は前期末比1,919百万円増加の12,238百万円となった。
親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により、利益剰余金が1,872百万円増加した。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率は前期末比4.3ポイント上昇の60.5%となり、有利子負債比率は同5.4ポイント低下の13.4%となった。
また、現金及び預金から有利子負債を差し引いたネットキャッシュも同1,193百万円増加の7,593百万円と3年間で約2.7倍に増加しており、収益拡大を背景に財務基盤の強化が進んでいることがうかがえる。
また、収益性についても売上高営業利益率8.2%、ROA18.0%、ROE20.0%といずれも3期連続で上昇するなど、収益性の向上を図りながら業績が拡大している。
なお豊富な手元資金については、成長投資や株主還元に振り向けるほか、事業シナジーが見込める企業に対してのM&A資金やスタートアップ企業への出資等にも活用していく方針となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
3. 財務状況と経営指標
2022年2月期末の総資産は前期末比1,843百万円増加の19,930百万円となった。
主な増減要因を見ると、流動資産では収益拡大に伴い現金及び預金が889百万円増加したほか、受取手形及び売掛金が391百万円増加した。
固定資産では有形固定資産が48百万円減少した一方で、無形固定資産が86百万円、投資その他の資産のうち出資金が333百万円それぞれ増加した。
無形固定資産のうち、のれんは157百万円で前期末から2百万円減少している。
負債合計は前期末比76百万円減少の7,691百万円となった。
営業未払金が303百万円、未払法人税等が154百万円増加した一方で、有利子負債が304百万円、未払費用が170百万円減少した。
また、純資産は前期末比1,919百万円増加の12,238百万円となった。
親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により、利益剰余金が1,872百万円増加した。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率は前期末比4.3ポイント上昇の60.5%となり、有利子負債比率は同5.4ポイント低下の13.4%となった。
また、現金及び預金から有利子負債を差し引いたネットキャッシュも同1,193百万円増加の7,593百万円と3年間で約2.7倍に増加しており、収益拡大を背景に財務基盤の強化が進んでいることがうかがえる。
また、収益性についても売上高営業利益率8.2%、ROA18.0%、ROE20.0%といずれも3期連続で上昇するなど、収益性の向上を図りながら業績が拡大している。
なお豊富な手元資金については、成長投資や株主還元に振り向けるほか、事業シナジーが見込める企業に対してのM&A資金やスタートアップ企業への出資等にも活用していく方針となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)