1313GMT 23日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
24日終値 前営業日終値
株 FT100 5155.95(‐78.89) 5234.84
クセトラDAX 5935.44(‐75.47) 6010.91
金 現物午後値決め 1222.00 1226.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.120 (‐0.005) 0.256(0.253)
独連邦債2年物 0.587(0.612)
独連邦債10年物(9月限) 133.82 (+1.06) 2.190(2.288)
独連邦債30年物 2.794(2.916)
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<為替> 円が上昇。世界経済の減速をめぐる懸念が高まるなか、円は対ドルで15年
ぶり、対ユーロでは9年ぶりの高値をそれぞれ更新した。
EBSのデータによると、ドル/円
つけた後、1.3%安の84.02円付近に押し戻されている。
ユーロ/円
の後は1.2%安の106.37円付近で推移している。107円付近でストップロスの
売りが加速した。
<株式> ロンドン株式市場は反落。この日発表の7月の米中古住宅販売戸数が予想を
超えて減少したことで世界経済が二番底に陥る可能性があるとの懸念が高まり、鉱山・エ
ネルギー株に加え、銀行株に売りが出た。
7月の中古住宅販売戸数は、年率換算で前月比27.2%減の383万戸となり、ロイ
ターがまとめたアナリスト予想の470万戸を大幅に下回った。
ETXキャピタルのシニア株式トレーダー、マーク・プリースト氏は「ここ1カ月ほど
思わしくない経済指標の発表が続いているが、市場はこれらを消化してきた。ただここに
きて、経済指標の悪化の重みに耐えかねている」と述べた。
原油価格
ベダンタ・リソーシズ
鉱山計画を却下したことが嫌気された。ケアン・エナジー
がグリーンランドで発見したのが期待されていた油田ではなくガス田だったことで失望売
りを誘った。
その他アントファガスタ
クストラータ
この日は銀行株も下落。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド
下げた。
欧州株式市場は主要株価指数が反落し、FTSEユーロファースト300種指数は7月
下旬以来1カ月ぶり安値で引けた。7月の米中古住宅販売が落胆を誘う内容となったこと
で、米経済の回復ペースに対する懸念が強まった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は16.99ポイント
(1.64%)安の1019.52。商いは薄く、90日平均の7割程度だった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は46.30ポイント(1.74%)安
の2614.54。
全米リアルター協会(NAR)が発表した7月の中古住宅販売戸数は、年率換算で前月
比27.2%減の383万戸となり、15年ぶり低水準に落ち込んだ。
オクトパス・インベストメンツの最高投資責任者(CIO)、ロタール・メンテル氏は
「市場参加者の信頼感が乏しく商いも薄いため、市場の反応は予想される以上に大きい」
とし、「上期に見られた(回復の)強さが下期も続くとの見方はない」と述べた。
建設・建設資材株<.SXOP>が圧迫された。アイルランドの建材グループCRH
16.6%安と急落。米景気の足踏みを受け、今年の利益が落ち込むと警告した。
ハイデルベルクセメント
─5.1%下落。仏セメント大手ラファルジュ
メリルリンチが投資判断を「ニュートラル」から「アンダーパフォーム」に引き下げたこ
とも嫌気され、4.4%値を下げた。
原油価格の下落も重しとなり、石油大手株も軟調。STOXX欧州石油・ガス指数
<.SXEP> は2.3%下落した。BP
鉱山株ではベダンタ・リソーシズ
るインド東部でのボーキサイト採掘計画をインド環境当局が却下した。
個別銘柄ではアソシエーテッド・ブリティッシュ・フーズ
フリーズ・インターナショナルの前向きなコメントが好感された。
<ユーロ圏債券> 米景気減速の影響をめぐる懸念から独連邦債への逃避買いが膨らみ、
先物は最高値を更新したほか、長期債利回りは過去最低水準となった。
この日発表された7月の米中古住宅販売戸数は、年率換算で前月比27.2%減の
383万戸となり、1995年5月以来15年ぶりの水準に落ち込んだ。
弱い米景気指標が続いていることで、ユーロ圏経済も米国と同じ道をたどるとの懸念か
ら、リスクが低く期間の長い政府債への需要が高まった。
独連邦債先物9月限
け、前日比150ティック高の134.26をつけた。清算値は133.90。
リスク選好度が低下するなか、欧州株式市場<.FTEU3>は1カ月ぶりの安値で引けた。為
替市場では、円が対ドルで15年ぶり高値を更新した。
独連邦債10年物
スポイント(bp)超低下。10年物は2.125%、30年物は2.768%をつけ、
いずれも過去最低水準を更新した。
年金基金から30年債への強い引き合いがあったことで、10年債と30年債の利回り
格差は63bpに縮小し、1年ぶりの低水準となった。
独連邦債は米債利回りの低下に追随したが、米債をアウトパフォーム。10年物の利回
り格差は3bp拡大の35bpと、2週間半ぶりの高水準になった。
ユーロ圏が米景気減速による影響を回避できないとの最近の認識により、ユーロ圏債券
相場の値動きが一層誇張される結果になった、とアナリストは指摘した。
[東京 25日 ロイター]