【ブラジル】ボベスパ指数 62446.26 +0.51%
11日のブラジル株式市場は3日続伸。
主要指標のボベスパ指数は前日比314.46ポイント高(+0.51%)の62446.26で取引を終えた。
62674.45まで上昇した後、一時61664.60まで下落した。
予想以上の利下げが好感された。
ブラジル中央銀行は日本時間12日未明、政策金利であるセリック金利を0.75%引き下げ、13%とすることを決定した。
インフレ率が政府が設定した目標に接近していることや、景気の回復が遅れていることが利下げの理由として挙げられた。
これは市場予想以上の利下げとなった。
なお、ブルームバーグ調査では、対象となる48人のアナリストのうち、43人が0.50%の利下げを予測。
0.75%の利下げを予想したのは4人だった。
また、堅調な中国の経済指標も引き続き支援材料。
一方、足元の弱い経済指標が引き続き指数の上値を押さえた。
【ロシア】MICEX指数 2218.61 -0.84%
11日のロシア株式市場は反落。
主要指標のMICEX指数は前日比18.88ポイント安(-0.84%)の2218.61で取引を終了した。
2239.87から2211.16まで下落した。
米国との関係改善に対する期待がやや後退していることが圧迫材料。
米政府内部では、ロシアに対する経済制裁の継続などの意見が引き続き優勢になっているとの報告が背景にある。
一方、この日の原油価格が上昇したが、指数を支えるには力不足だった。
【インド】SENSEX指数 27140.41 +0.90%
11日のインドSENSEX指数は続伸。
前日比240.85ポイント高(+0.90%)の27140.41、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同92.05ポイント高(+1.11%)の8380.65で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、引けにかけて上げ幅を拡大させた。
トランプ次期米大統領が景気対策を打ち出すとの期待から、通信・ITなど輸出銘柄に買いが広がった。
米国での売上高が全体に占める割合が高いことが背景にある。
【中国本土】上海総合指数 3136.75 -0.79%
11日の上海総合指数は値下がり。
主要指標の上海総合指数は、前日比24.92ポイント安(-0.79%)の3136.75ポイントと続落した。
市中金利の上昇基調が重し。
上海銀行間取引金利(SHIBOR)は今月に入って上昇ピッチが加速し、足元では1カ月物が約1年半ぶりの高い水準を連日で切り上げている。
実体経済への悪影響が不安視される状況だ。