■ラクス (T:3923)の成長戦略
(2)「楽楽精算」への投資強化
次期主力サービスと位置付ける「楽楽精算」が成長を牽引しているため、ここへの投資強化は重要なポイントとなる。
10万社をターゲットとした成長市場だけに新規参入する競合企業も多い。
導入企業1,236社(2016年3月末)を早期に5,000社に引き上げ、圧倒的No.1を狙う。
そのための施策として2017年3月期は「楽楽精算」へのTVCMを計画し費用を約1.9億円計上予定である。
同サービスは中小・中堅企業の経理担当者がメインターゲットとなるBtoBサービスではあるが、導入プロセスの中で経営者をはじめとする幹部社員の認知が不可欠であり、後押しになる。
2016年3月期に東海地区で試験的に行われたTVCMでは、CM放送前の認知度が8.7%であったのに対し、CM放送後の認知度は35.7%(4.1倍)に上昇し、大きな効果が得られたため、2017年3月期は首都圏でもTVCMを投下する計画だ。
営業・サポート・開発における人材の増強も計画しており、「楽楽精算」向けにより多くのリソースを振り向ける。
2017年3月期の人件費は2,699百万円(前期比381百万円増)となる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
10万社をターゲットとした成長市場だけに新規参入する競合企業も多い。
導入企業1,236社(2016年3月末)を早期に5,000社に引き上げ、圧倒的No.1を狙う。
そのための施策として2017年3月期は「楽楽精算」へのTVCMを計画し費用を約1.9億円計上予定である。
同サービスは中小・中堅企業の経理担当者がメインターゲットとなるBtoBサービスではあるが、導入プロセスの中で経営者をはじめとする幹部社員の認知が不可欠であり、後押しになる。
2016年3月期に東海地区で試験的に行われたTVCMでは、CM放送前の認知度が8.7%であったのに対し、CM放送後の認知度は35.7%(4.1倍)に上昇し、大きな効果が得られたため、2017年3月期は首都圏でもTVCMを投下する計画だ。
営業・サポート・開発における人材の増強も計画しており、「楽楽精算」向けにより多くのリソースを振り向ける。
2017年3月期の人件費は2,699百万円(前期比381百万円増)となる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)