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アップルCEO、独自の仮装通貨に否定的 「国が管理すべき」

発行済 2019-10-06 02:22
更新済 2019-10-07 02:27
アップルCEO、独自の仮装通貨に否定的 「国が管理すべき」
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[パリ 3日 ロイター] - 米アップル (O:AAPL)のティム・クック最高経営責任者(CEO)は、同社独自の仮想通貨(暗号資産)導入に否定的な姿勢を示した。3日付仏紙レゼコーが伝えた。

フェイスブック (O:FB)は3カ月前、同社主導で仮想通貨「リブラ」を2020年6月に導入する計画を発表した。

同紙によると、クックCEOは、フェイスブックに追随するかとの質問に対し、自身の優先事項ではないと回答。「通貨は国が管理すべきものだと思う。民間で競合する通貨を導入することがいいとは思わない。民間企業はこうしたやり方で力を得ようとすべきではない」と述べた。

フェイスブックの計画には各国の規制当局から反対の声があがっており、フランスとドイツは欧州での運営を阻止する方針を打ち出している。

アナリストの間では、アップル幹部が9月に仮想通貨を「注視している」と発言したことから、同社がフェイスブックに追随するとの観測が浮上していた。

同紙によると、クックCEOは「通貨は防衛のように国家の使命の根幹であり、国に委ねる必要がある。われわれは政府の責任遂行のために議員を選ぶが、企業は選挙で選ばれるわけではないので、こうした方向に進むべきではない」と述べた。

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