[シンガポール 8日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コム (O:AMZN)は、シンガポールのオンラインサイトで地元店舗やマーケットプレイスを拡充し、品揃えを一段と充実させると明らかにした。今後、アリババ・グループ・ホールディング (N:BABA)傘下のラザダやシー (N:SE)などとの競争激化が見込まれる。
アマゾンは約2年前にシンガポールに進出したが、日用品などを中心とした当初の品揃えは、競合他社に劣っていた。
アマゾンでシンガポールのカントリーマネジャーを務めるヘンリー・ロー氏は声明で「デスクトップやモバイル端末上での買い物、アマゾンや信頼のおける出店者が提供する国内外の品揃え、信頼できる短時間の配送など、顧客がこれまでアマゾンのシンガポールサイトで求めていた物を提供したい」と強調した。
人口が約570万人のシンガポールは、消費関連企業が、人口約2億6000万のインドネシアなど、東南アジアのより大きな市場に進出するための足掛かりとして使われることが多い。