[東京 29日 ロイター] - 安倍晋三首相は29日夕、官邸で開かれた未来投資会議で、次次世代の通信技術であるポスト5G技術で、国家プロジェクトの検討を梶山弘志経済産業相らに指示した。
会議後に会見した西村康稔経済再生担当相は、ポスト5G技術の開発では、国内の半導体メーカーに加え、日本勢が競争力を持つ自動車や産業機械などの完成品メーカーとも協力していくと述べた。
通信技術に不可欠な最先端半導体は「国内に製造技術がなく、セキュリティー面で脆弱な状態」と指摘。日本と友好的な海外諸国の半導体メーカーとの協業も視野に、「国内での最先端半導体製造技術の確保を目指す」と強調した。
(竹本能文)