[6日 ロイター] - 米アップル (O:AAPL)は6日、最新の基本ソフト(OS)のプライバシーに関する技術の詳細について、四つの白書を公表した。
白書は同社のiPhone(アイフォーン)のOS「iOS」に関するセキュリティーの指針とも言える。写真アプリや、ウェブブラウザー「サファリ」、端末の位置情報に基づいたサービスに加え、第三者製アプリへのログインのため今年導入された新たなサービスについて網羅している。
アップルは白書で、新たなログインシステムがアプリ内で偽アカウントの作成をどう防ごうとするのかを説明。機械学習の技術を使い、端末の利用者が「場所の移動やメッセージの送信、メールの受信、写真撮影など、通常・日常の行動」をしているかどうかを分析するとしている。
また、ルールに従わないアプリ開発者を排除する措置についても明らかにした。利用者が位置情報サービスをオフにしていても、アプリ開発者は近くの無線通信Wi―Fi(ワイファイ)やブルートゥース無線接続端末で利用者の居場所をおおよそ特定できるが、開発者はブルートゥースなどへのアクセスの許可や必要性を明示しなければならないとしている。