[上海 7日 ロイター] - 中国のパソコン(PC)メーカー、レノボ・グループ(聯想集団) (HK:0992)が7日に発表した第2・四半期(7─9月)決算は、純利益が2億0200万ドルと、前年比20%増加した。製品への堅調な需要を背景にアナリスト予想を若干上回った。
リフィニティブがまとめたアナリスト8人の予想平均は1億9959万ドルだった。
売上高は1%増の135億2000万ドル。アナリスト11人の予想平均は137億3000万ドルだった。
同社は声明で「マクロ経済環境が複雑になるなか、テクノロジー製品に対する今後の世界需要は引き続き変動が予想される」と指摘。「ただレノボは、複雑で大きく変動する市況に十分対応できる状態にある」と説明した。
同社は8月に、米国が追加関税を発動すれば値上げを余儀なくされるとし、関税を回避するため製造拠点を中国外に移せばコストが一段と膨らむと指摘していた。
米国は12月15日付で1560億ドル相当の中国製品に追加関税を発動する方針を示しており、対象品目には携帯電話や玩具の他、ノートパソコンも含まれている。