[ソウル 18日 ロイター] - 北朝鮮の国営朝鮮中央通信社(KCNA)は18日、金正恩朝鮮労働党委員長が朝鮮人民軍の航空および防空部隊の狙撃兵の降下訓練を指導したと報じた。2日前にも空軍の戦闘飛行術競技大会を視察したと報じられていた。
一方、米国と韓国は17日、米朝の非核化交渉を後押しするため、近く実施予定だった米韓合同の空軍演習を延期する方針を明らかにしている。[nL5N27X0U5]
KCNAによると、金委員長は朝鮮人民軍部隊の「準備態勢を高める」ため、「予告なしに実戦の条件をシミュレーションして訓練を実施する必要がある」と述べた。
KCNAは16日、金委員長が航空および防空部隊飛行指揮構成員の戦闘飛行術競技大会を視察したと報じていた。労働党機関紙の労働新聞は、パイロットに囲まれた金委員長が微笑んでいる写真を掲載した。
降下訓練と戦闘飛行術競技大会を視察した日時は不明。
トランプ米大統領は17日のツイッターへの投稿で金委員長に「迅速に行動し、(米国との)合意をまとめるべきだ」と訴え「またすぐに会おう!」と締めくくっていた。