[ブリュッセル 18日 ロイター] - 関係筋によると、米半導体大手・エヌビディア (O:NVDA)は、イスラエルの半導体設計会社メラノックス・テクノロジーズ (O:MLNX)を68億ドルで買収する計画について、欧州連合(EU)の規制当局から無条件で承認を得る見通しだ。
エヌビディアは、メラノックス買収により、データセンターや人工知能(AI)関連事業を強化し、同業のインテル (O:INTC)に対抗する構え。[nL3N20Y2LU]
買収計画について12月19日までに判断する予定の欧州委員会は、コメントを控えた。エヌビディアとメラノックスもコメントを控えた。
同計画はすでに米当局から無条件で承認を得ているが、中国当局は未承認。メラノックスは中国の電子商取引大手アリババ・グループ (N:BABA)やインターネット検索大手、百度(バイドゥ) (O:BIDU)を主要顧客に持つ。
メラノックスを巡っては、インテルも買収を目指していた。