[2日 ロイター] - 米アルファベット (O:GOOGL)傘下の自動運転車部門ウェイモは2日、親会社と外部投資家から22億5000万ドルを調達したと発表した。
投資したのは親会社アルファベットのほか、カナダ自動車部品大手マグナ・インターナショナル (TO:MG)、米自動車ディーラー最大手オートネーション (N:AN)、カナダ年金計画投資委員会、シルバー・レイク、アンドリーセン・ホロウィッツ、ムバダラ・インベストメントの大手投資会社3社など。
ウェイモは評価額については明らかにしなかった。同社は自動運転分野で先頭に立つとみなされているが、自動運転技術を利用した事業が大規模な商業ベースに乗るのは、まだかなり先だというのがアナリストらの見方だ。
昨年9月に米投資銀行のモルガン・スタンレーは商業化には予想より時間がかかるとの理由で、ウェイモの評価額見通しを1750億ドルから1050億ドルに下方修正した。
一方、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM) (N:GM)傘下の自動運転車部門クルーズはホンダ (T:7267)やソフトバンク・グループ (T:9984)などから70億ドル強を調達し、評価額は190億ドルと見積もられている。
また米配車大手ウーバー・テクノロジーズ (N:UBER)の同部門、アドバンスト・テクノロジーズ・グループは(ATG)はトヨタ自動車 (T:7203)とデンソー (T:6902)、ソフトバンクなどから10億ドル超を調達し、評価額は72億5000万ドルとみられている。
米フォード・モーター (N:F)とドイツ自動車大手フォルクスワーゲン (DE:VOWG_p)が出資する米アルゴは20億ドル余りを調達し、評価額は72億5000万ドル。