[16日 ロイター] - 米半導体大手エヌビディア (O:NVDA)は16日、イスラエルの半導体設計会社メラノックス・テクノロジーズ (O:MLNX)を69億ドルで買収する計画について、中国の規制当局から承認を得たと発表した。買収に向け最後の関門を突破した。
2018年1月以降の米中貿易摩擦を背景に、中国で一定の事業規模を持つ米企業と国際的企業間の買収案件は中国当局の承認が得られないケースがある。
2018年には米半導体大手クアルコム (O:QCOM)が中国の承認を得られず、オランダ同業のNXPセミコンダクターズ (O:NXPI)買収を断念した。
米国と欧州連合(EU)の規制当局からはすでに承認を得ており、買収は4月27日までに完了する見通し。
メラノックス株は2%近く上昇、エヌビディア株は約4%上昇した。