[23日 ロイター] - 米アップル (O:AAPL)は自社開発のメインプロセッサーを搭載したパソコン「Mac(マック)」を来年までに発売する計画だ。このメインプロセッサーは、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」とタブレット端末「iPad(アイパッド)」で既に使われているチップ設計に基づいて開発する。ブルームバーグ(BBG)が23日に報じた。
報道によると、アップルは現在、アイフォーンの次期モデルに採用した「A14」プロセッサーに基づき、3種類のマック用プロセッサーを開発している。これはアップルがより多くのマック製品でプロセッサーを、現在のサプライヤーであるインテル (O:INTC)から切り替える方針を示している。
アップルは2006年にインテルのプロセッサーを使い始め、その1年後にはすべてのマック製品にインテルのチップを搭載。それ以降インテルは、アイフォーン向けのモデム用チップなど他のアップル製品のためにチップを製造してきた。
アップルはこれまで常に、モデム用チップを外部のサプライヤーに依存している。
アップルは自社製チップの開発を目指し、昨年7月にインテルのモデム事業の過半数株式を10億ドルで取得した。
アップルとインテルはロイターのコメント要請に返答していない。