[オークランド(米カリフォルニア州) 29日 ロイター] - 米アルファベット (O:GOOGL)子会社グーグルは29日、これまで一部利用者だけに提供していた無料のビデオ会議ツール「グーグル・ミート」を、近く誰でも無料で使えるようにすると発表した。
新型コロナウイルス感染拡大に伴って急増した在宅勤務の必須手段となりつつあるビデオ会議ツールは、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ (O:ZM)の製品利用が広がっているほか、マイクロソフト (O:MSFT)の「スカイプ」やフェイスブック (O:FB)の「メッセンジャー」などもそうした機能を備えている。
ただ「グーグル・ミート」を使うには、これまではグーグルの法人アカウントか教育機関のアカウントが必要だった。一方、一般向けには約12年前から「ハングアウツ」と呼ばれる無料のビデオ会議ツールがあるものの、セキュリティーや技術が時代遅れで、人気が失われた。また「デュオ」というビデオ会議アプリは、スマートフォンでしか利用できない。
こうした中でグーグルは、数週間をかけて段階的にミートを開放していく方針。利用できる時期を知るために専用サイトに登録することもできる。