[ニューデリー 3日 ロイター] - 米半導体大手インテル (O:INTC)傘下の投資ファンドは、インドの複合企業リライアンス・インダストリーズ (NS:RELI)のデジタルサービス部門「ジオ・プラットフォームズ」の少数株式を約2億5500万ドルで取得する。
ジオには、これまでにフェイスブック (O:FB)やプライベートエクイティ(PE)のKKR (N:KKR)などが出資、158億ドルを調達していている。
相次ぐ出資は、ジオがインドのデジタル経済のけん引役になるとの期待を反映する。
リライアンスの声明によると、インテルのファンドはジオ株0.39%を189億5000万ルピーで取得する。この契約に基づくジオの企業価値は5兆1600億ルピー(690億ドル)となる。
リライアンスは前月、ジオへの一連の出資や既存株主向けの70億ドル規模の株売却により、債務が実質ゼロになったと表明していた。
関係筋によると、リライアンスは、ジオについて私募形式の資金調達を今年第3・四半期でほぼ終了させ、その後、21年の米国上場の可能性を探る計画だという。