[北京/上海 3日 ロイター] - 中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)は米国で短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の事業を継続するためにテック企業1社と予備的交渉を開始した。関係筋が明らかにした。
バイトダンスの張一鳴最高経営責任者(CEO)が3日、社内文書で表明した。
張CEOは文書で、ティックトックの米国事業を完全に売却しなければならないという対米外国投資委員会(CFIUS)の見解に同意しないと表明した。
これに先立ち、トランプ米大統領はバイトダンスに対し、ティックトックを米マイクロソフト (O:MSFT)に売却するための交渉期間として45日を与えることに同意したと報じられた。
マイクロソフトは2日、ティックトック買収に向けた交渉を継続する考えを示し、9月15日までの結論を目指すと表明した。
マイクロソフトはティックトックのカナダ、オーストラリア、ニュージーランド各国の事業も取得する意向とされる。
バイトダンスは社内文書に関するコメントの要請に今のところ応じていない。
*内容を追加しました。