[25日 ロイター] - 米顧客管理ソフト大手セールスフォース・ドットコム (N:CRM)が25日発表した第2・四半期(5─7月)決算は、売上高が市場予想を上回った。新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務の導入が進む中、同社のソフトを使用する企業が増えたことが寄与し、通期の売上高見通しも上方修正した。
株価は引け後の時間外取引で約15%急伸した。同社株は8月31日付でダウ工業株30種 (DJI)に採用される。
新型コロナ感染拡大でリモートワークへの移行が加速し、事業のオンライン化を支援するソフト企業にとって追い風となっている。
第2・四半期の売上高は約29%増の51億5000万ドルで、リフィニティブがまとめたアナリストの予想平均49億ドルを上回った。
営業管理・顧客サポート用のオンラインソフト「セールスクラウド」の売上高は13%増の12億8000万ドルだった。
純利益は26億3000万ドル(1株当たり2.85ドル)に増加。前年同期は9100万ドル(同0.11ドル)だった。
通期の売上高見通しは207億─208億ドルとし、従来の200億ドルから引き上げた。