[11日 ロイター] - 米アップル (O:AAPL)は11日、アプリ販売サイト「アップストア」のレビューガイドラインを一部改訂した。ストリーミングゲームサービスのほか、オンライン授業などの決済システム使用を巡る制限を一部緩和する。
アップストアを巡っては、開発業者からその慣行について批判が出ていたほか、マイクロソフト (O:MSFT)やアルファベット (O:GOOGL)傘下のグーグルなどはアップルの規則を理由にiPhone上でのストリーミングゲームプラットフォームの提供をやめている。
アップルはこれまでアプリ内でのアプリ一覧表示を禁止していたが、この日ストリーミングゲーム企業によるカタログアプリの作成を容認した。ただし、カタログアプリ内の各ゲームについては引き続き独自のアプリを提供する必要があるほか、アプリ内ではアップルの決済システムを使用する必要がある。
グーグルとマイクロソフトは現時点でコメント要請に応じていない。
また、1対1のオンライン授業においてアップルの決済システム以外の決済が認められるほか、専門家向けデータベースなどビジネス用アプリを企業に提供する際にもアップル決済システムの使用を回避できるようになるという。