[28日 ロイター] - 米マイクロソフト (O:MSFT)は28日、自社のクラウド「アジュール」を使って、次世代通信規格「5G」通信網の構築スピードを向上するなどして通信業者を支援する新たなプラットフォームを立ち上げたと発表した。
米政府は中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL] を国内の通信網から排除しており、マイクロソフトなどの大手国内企業に5G技術への関与を強めるよう求めてきた。
同社によると、新たなプラットフォームはインフラコストを下げ、オンデマンドのサービスを柔軟に提供できるようにし、人工知能(AI)を使って業務を自動化する。
アジュールネットワーキング部門のバイスプレジデント、ユーセフ・カリディ氏はロイターに対し、一部の案件では30─40%のコスト削減につながる可能性があるとした。
同社は5G事業への参入に先立ち、今年の早い段階でクラウドネットワーク企業のアファームド・ネットワークスとメタスイッチを買収。
カリディ氏は「これら買収で通信のDNAを獲得し、この分野で少ししかいなかったエンジニアを数百人に増やした」と説明した。