[8日 ロイター] - 米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD) (O:AMD)は競合相手の米ザイリンクス (O:XLNX)の買収に向け協議を進めている。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が8日遅くに報じた。買収額は300億ドル強に上る可能性があるという。
同紙によると、来週にも合意がまとまる可能性がある。
AMDの製品はこのところ利用が拡大している。世界的な在宅勤務の広がりで全体的な半導体需要が急増しているほか、インテル (O:INTC)からシェアを奪ってきたという背景がある。
ザイリンクスの広報担当者はロイターの取材に対し、コメントを控えた。AMDはコメントの求めに応じていない。
ザイリンクスが供給するプログラマブルチップは人工知能(AI)による業務などのスピード向上のためにデータセンターで使われているほか、次世代通信規格「5G」の基地局でも採用されている。
*内容を追加しました。 OLJPTEC Reuters Japan Online Report Technology News 20201009T021823+0000