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米AMD、ザイリンクスを350億ドルで買収 インテルとの競争激化

発行済 2020-10-27 22:38
更新済 2020-10-27 22:45

[27日 ロイター] - 米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD) (O:AMD)は27日、同業のザイリンクス (O:XLNX)を350億ドルで買収することで合意したと発表した。今後はデータセンター向け半導体市場で、ライバルであるインテル (O:INTC)との競争がさらに激しさを増しそうだ。

ザイリンクス株主は1株当たりAMD普通株1.7株を受け取る。買収額は1株当たり143ドルと、26日の終値に約24.8%上乗せした額となる。AMD株主は新会社の約74%、ザイリンクス株主は残りの26%を保有する。

AMDは2021年末までに買収手続きを完了する意向で、買収後は1万3000人の技術者を擁する。半導体生産は台湾積体電路製造(TSMC) (TW:2330)への外部委託(アウトソーシング)に大きく依存する見通しだ。

AMDのリサ・スー最高経営責任者(CEO)はロイターとのインタビューで「当社が非常に得意とする分野がいくつかあり、ザイリンクス製品の導入を加速させることができるほか、ザイリンクスにも非常に強力な分野があり、当社製品の導入を加速させることができる」と語った。

AMDの製品はこのところ利用が拡大。世界的な在宅勤務の広がりで全体的な半導体需要が急増しているほか、インテルからシェアを奪ってきたという背景がある。

ザイリンクスが供給するプログラマブルチップは人工知能(AI)による業務などのスピード向上のためにデータセンターで使われているほか、次世代通信規格「5G」の基地局でも採用されている。 OLJPTEC Reuters Japan Online Report Technology News 20201027T133753+0000

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