[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米モデルナのステファン・ホーグ社長は1日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」に対応する追加接種(ブースター接種)用ワクチンについて、早ければ3月にも米国で治験および承認申請を行うことが可能と述べた。
同社長は、予測されるワクチン効果の低下に対応するためにはオミクロン株の変異を標的とした遺伝子を搭載したブースター接種が最も迅速な手段だとした上で、ロイターに対し「すでにそのプログラムを開始している」と述べた。
また、オミクロン株を含む最大4種の変異株に対応する多価ワクチンも開発中だとし、それには数カ月が必要だと述べた。
ただ、オミクロン株に特化したブースター接種用ワクチンの発売は、現実的にはおそらく第2・四半期以降になるとの見通しを示した。