CSP Inc（CSPI）は2024年度第4四半期の収益が前年同期の1530万ドルから1300万ドルに減少したと発表しました。同社は170万ドル、1株当たり0.18ドルの純損失を計上しました。これらの結果を受けて、CSPの株価は7.88%下落し、同社の財務状況に対する投資家の懸念を反映しました。
主なポイント
- CSP Incは四半期および通期の収益減少を報告
- 決算発表後、同社の株価は大幅に下落
- 財務上の課題がある中、定期収益は増加し、プラスの傾向を示す
業績
CSP Incの2024年度第4四半期の業績は、前年の1530万ドルから1300万ドルへと収益が大幅に減少しました。この減少傾向は続いており、通期の収益も前年の6460万ドルから1520万ドルへと大幅に減少しました。四半期の純損失は170万ドル、1株当たり0.18ドルとなり、継続的な財務上の課題を浮き彫りにしています。
財務ハイライト
- 収益:第4四半期は1300万ドルで、前年同期比で減少
- 通期収益:前年の6460万ドルから1520万ドルに減少
- 純損失:第4四半期は170万ドル、通期は30万ドル
- 粗利益率:第4四半期は28.4%で、33.8%から低下
- 現金および現金同等物:2520万ドルから3060万ドルに増加
業績予想との比較
具体的な業績予想データがないため、予想と実績の詳細な比較分析はできません。しかし、報告された数値は前年の業績を下回っていることを示しています。
市場の反応
CSP Incの株価は決算発表後7.88%下落し、約15.2ドルで取引を終えました。この下落は、報告された財務損失と収益減少に対する投資家の失望を示唆しています。株価のパフォーマンスは52週レンジ内にありますが、高値29.93ドルを大きく下回っています。
今後の見通し
CSP Incは、定期収益を年間10-15%成長させ、24ヶ月以内に倍増させることを目指しています。同社はまた、AZT Protectの流通拡大に注力しており、AZTへのさらなる投資なしで1株当たり約0.56ドルの潜在的な収益性を見込んでいます。
経営陣のコメント
Victor Dellovo CEOは同社の戦略的イニシアチブを強調し、「今後24ヶ月以内に再び倍増できれば、それは誇りに思うことでしょう」と述べました。また、AZT Protectの流通ネットワーク構築の重要性を強調し、「AZTは真のスタートアップであり、流通のための全体的なフードチェーンを構築する必要があります」と述べました。
Q&A
決算説明会では、アナリストがCSP Incのパートナーシップについて質問し、ロボティクス分野におけるエヌビディアとの潜在的な協力関係についても言及しました。同社はまた、進行中の実証実験（Proof of Concept）について議論し、政府契約の拡大の可能性についても示唆しました。
リスクと課題
- 継続的な収益減少は、投資家の信頼と株価のパフォーマンスに影響を与える可能性があります
- 大手サイバーセキュリティ企業との競争が市場シェアを脅かす可能性があります
- 経済的不確実性と市場の飽和が成長見通しを妨げる可能性があります
- AZT Protect製品の拡大に依存していることは、流通努力が成功しなければ課題に直面する可能性があります
CSP Inc（CSPI）2024年度第4四半期決算説明会の全文:
Alan, Conference Operator: 皆様、ようこそCSP Inc.の2024年度第4四半期および通期決算説明会にお越しいただきました。現在、すべての参加者はリスニングモードになっており、フォーマルなプレゼンテーションの後に質疑応答のセッションがあります。この会議は録音されていますのでご注意ください。それでは、ホストのMichael Poliviou氏にお渡しします。どうぞ始めてください。
Michael Poliviou, Investor Relations, CSPI: ありがとうございます、Alan。皆様、こんにちは。2024年9月30日に終了したCSPIの2024年度第4四半期および通期の決算発表にご参加いただき、ありがとうございます。本日の電話会議には、CSPIのCEOであるVictor DellovoとCFOのGary Levineが同席しています。VictorとGaryの冒頭の発言が終わりましたら、質疑応答のセッションを設けます。Q&Aセッションでは、参加者の皆様には1つの質問と1つのフォローアップ質問に限定していただき、追加の質問がある場合は再度列に並んでいただくようお願いいたします。
本日の電話会議でのCSPI経営陣による発言のうち、会社の事業に関する歴史的事実ではないものは、連邦証券法で定義される将来予想に関する記述である可能性があります。「可能性がある」「だろう」「期待する」「信じる」「述べる」「予測する」「計画する」「意図する」「見積もる」「継続する」などの表現、およびこれらに類似する表現は、将来予想に関する記述を特定することを意図しています。将来予想に関する記述は、会社の将来の業績や事象に関する現在の期待を反映していると解釈されるべきではありません。会社は、これらの記述が多くの不確実性、リスク、その他の影響を受ける可能性があり、その多くは会社のコントロールを超えており、記述の正確性や記述の基礎となる予測に影響を与える可能性があることを注意しています。会社の結果に影響を与える可能性のある要因には、証券取引委員会に提出されたForm 10-KおよびForm 10-Qの四半期報告書のリスク要因セクションで議論されているリスクと不確実性が含まれますが、これらに限定されません。
将来予想に関する記述は、それらの記述がなされた時点で入手可能な情報と、その時点での経営陣の誠実な信念に基づいています。すべての将来予想に関する記述は、この注意事項によって全体的に限定されており、CSPIは、新しい情報、将来の事象、またはその他の理由により、その後に将来予想に関する記述を公に修正または更新する義務を負いません。それでは、CEOのVictor Dellovoに発言を譲ります。Victor、どうぞ。
Victor Dellovo, Chief Executive Officer, CSPI: ありがとう、Michael。おはようございます、皆様。私たちの第4四半期および通期の財務結果は、8月に皆様とお話ししたときの予想通りでした。定期収益は、私たちが成長に注力してきた分野ですが、総売上高の17%に増加しました。これは、わずか数年前の5%未満から大きく伸びています。全体として、2024年9月30日時点で3000万ドル以上の現金および現金同等物で年度を終えました。Technology Solutions事業は、2024年度第4四半期に約1270万ドルの売上を生み出しました。
四半期末には十分な勢いがありました。例えば、第4四半期の収益のごくわずかしかクルーズ船の顧客からのものではありませんでした。しかし、四半期の終わりと現在の第1四半期には、ビジネスの回復が見られ、次の会計年度中に実行されるべき大型の注文も締結されました。これは、当社にとって何四半期ぶりかのクルーズ船向けプロフェッショナルサービスの注文であり、海上貨物船市場で築いてきた一貫した勢いに続くものです。貨物船運航顧客は引き続き新しい船を追加し、改装後に当社のマネージドサービス提供を利用することを選択しており、これが定期収益の増加につながっています。
クラウドクライアントからの需要も増加しており、これらのサービスの消費を当社のクラウドグループに移行したいと考えています。また、成長に対応するために、12件のクラウドベースのプロジェクトが進行中です。人材とプロセスへの投資を続け、これらの環境の日々の運用をクライアントに支援するためのマネージドサービスを提供しています。パイプラインは非常に有望であり、来年度にはTS売上全体、特に定期収益部分を成長させる機会について楽観的です。HPP事業側では、2024年度第4四半期に40万ドルの収益を報告しました。これはほとんどARIAベースの顧客からのものです。
また、前回の電話会議で議論したように、AZT Protectの販売努力の移行プロセスにありました。2024年7月に入社した20年のOT業界での販売経験を持つGreg Fischerが主導し、Rockwell Automationやその他の流通パートナーとの関係を最大化するよう組織を再編成しました。短期間で、この独自の製品の市場構築に大きな進展がありました。新しい会計年度に入り、Rockwellやその他の流通パートナーから大きな可能性を持っています。これらのパートナーは主に中堅OT顧客にサービスを提供しており、大規模なOT組織よりも短い販売サイクルを持つ傾向があります。社内チームは引き続き大規模な個別企業OT購入者に対応し、販売サイクルは最大18ヶ月に及びますが、中堅市場の顧客からの短期的な収益を構築するために流通業者と密接に協力します。例として、Fortune 500の電力エネルギー生産者がARIA Cybersecurity AZT Protectを選択し、重要なOTインフラを悪意のあるサイバー攻撃から保護することを発表しました。これは多くの注文の最初のものであり、今後3年間で数千のエンドポイントに及ぶでしょう。
顧客が許す限り迅速に展開を支援します。このアプローチにより、2025年度が進むにつれてAZT Protectの売上が顕著に上昇すると信じています。Rockwell Automationやその他の流通パートナーと協力して、販売チームはAZT Protectのリードを100以上に急速に拡大しました。これらのリードの多くは、2024年11月下旬のRockwell Automation Fairで生成されました。High Performance Products部門の副社長兼ゼネラルマネージャーであるGary Southwellが、最新の攻撃技術とその財務的影響について詳細な見解を発表しました。
Garyのプレゼンテーションはショーの目玉の一つとなり、私たちの参加から多くのリードを生成した主な理由となりました。また、ヒューストンでのアメリカ石油協会の石油・天然ガスショーにもブースを出展し、そこでいくつかの大手企業との関係を築き始めました。さらに、アトランタでの産業制御システムセキュリティウィークショーに参加し、市場でのAZT Protectの認知度を高めました。2025年度中にこれらの活動から生成されたリードをAZT Protectの売上に変換する一方で、年間を
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