[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)は月報で、2019年の米原油生産見通しを日量128万バレル増の同1227万バレルとし、先月の予想(同140万バレル増)から下方修正した。
7月にメキシコ湾を襲ったハリケーン「バリー」の影響で、生産に支障が出たことが背景。
EIAのリンダ・カプアノ氏は月報発表後、「EIAの8月短期エネルギー見通しは、メキシコ湾へのハリケーンバリー襲来により、7月の米原油生産の減少を見込んでいる」と説明。その上で、パーミアン盆地をはじめとするオンショアの生産増加が、減少分を一部補うとの見方を示した。
EIAは2020年の生産見通しは日量99万バレル増と、従来の90万バレル増から引き上げた。
19年の石油や他の液化燃料の需要見通しは日量21万バレル増の同2066万バレルとし、従来予想から4万バレル引き下げた。20年の需要見通しは日量26万バレル増の2092万バレル。先月の予想は21万バレル増だった。
EIAはまた、19年の世界の石油需要見通しを日量7万バレル引き下げ、同100万バレル増とした。
20年の需要見通しは日量3万バレル引き上げ、143万バレル増とした。