[ワシントン 22日 ロイター] - 米政府高官は22日、ロシアの主要7カ国(G7)復帰について、仏ビアリッツで週末に開催される主要7カ国(G7)首脳会議で討議される可能性はあるが、採決にはかけられないとの見方を示した。
ロシアはクリミア併合を受け2014年にG8から除外されたが、トランプ大統領は20日、ロシアを再びG7に組み入れ、G8とすることが適切との考えを示した。
政府高官は、ロシアがG7に復帰するには同国が正式に要請する必要があるが、こうした要請は今のところないとしている。
トランプ大統領はG7首脳会議に出席する際、日、英、独、仏、カナダのほか、インドの首脳と会談を行う。
高官は「欧州経済がほぼゼロ成長にとどまっているのに対し、米国経済は数年前では考えられなかったほど伸びている」とした上で、トランプ大統領はG7で、雇用や成長促進に向け米国を見習うよう提案する見通しと述べた。
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