[ソウル 20日 ロイター] - 韓国の洪楠基(ホン・ナムギ)企画財政相は18日、今年の同国経済成長率は2.0─2.1%前後となり、主要な国際機関の予想と一致するものの、7月初めに同省が設定した目標は下回るとの見通しを示した。
同相は、米ワシントンで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の合間に行ったブリーフィングで記者団に、「今年の経済成長率は、国際通貨基金(IMF)と経済協力開発機構(OECD)の予想水準になると思う」と述べた。
IMFは、15日に公表した最新の世界経済見通し(WEO)で、2019・20年の韓国経済成長率見通しをそれぞれ0.6%ポイント下方修正し、2.0%と2.2%とした。
一方OECDも9月半ば、世界貿易の鈍化と中国からの需要低迷を理由に、今年と来年の韓国の成長見通しをそれぞれ2.1%と2.3%に引き下げた。
韓国企画財政省は7月初めに経済予測の年央更新を行い、今年の経済成長目標を2.4─2.5%とし、昨年12月に設定した2.6─2.7%から下方修正した。
今年上半期の成長率は前年同期比1.9%、昨年通年では2.7%だった。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20191021T003930+0000