40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

インドネシア中銀、4カ月連続利下げ 総裁は追加緩和も示唆

発行済 2019-10-24 19:18
更新済 2019-10-24 19:18
© Reuters. インドネシア中銀、4カ月連続の利下げ 予想通り

[ジャカルタ 24日 ロイター] - インドネシア中央銀行は24日、政策金利の7日物リバースレポ金利

景気の下支えが狙い。利下げは4カ月連続。ロイターのエコノミスト調査では30人中18人が今回の利下げを予想していた。

中銀は昨年、米金融引き締めに伴う資本流出を抑制するため、175bpの利上げを実施したが、これで100bp分の利上げが巻き戻されたことになる。

中銀は、翌日物預金ファシリティー金利と翌日物貸出ファシリティー金利も25bp引き下げ、それぞれ4.25%、5.75%とした。

中銀のペリー・ワルジヨ総裁は追加利下げの可能性を示唆するとともに、中銀の政策はすべて、世界経済が鈍化するなか「予防的に」景気を下支えすることが狙いだと説明した。

総裁は記者団に「緩和的な政策ミックスの余地はまだある」と発言。「どのように活用するかはデータ次第だ。国内外の経済情勢を毎月点検する。データ次第というのは、適切な政策を活用し規模とタイミングを決めるということだ」とし、政策手段には政策金利と預金準備率が含まれると述べた。

キャピタル・エコノミクスは、景気の減速と低インフレを踏まえると、中銀は「今後数カ月で追加利下げを実施することを明らかに望んでいる」としながらも、タイミングはルピア相場の動向で決まるとの見方を示した。

ルピア相場は今年安定しているが、「当社が予想するように、世界経済の鈍化と貿易戦争の激化で世界的なリスク回避姿勢が強まれば、ルピアは今後数カ月でドルに対して下落する公算が大きい」という。

利下げ発表後、ルピアは1ドル=1万4035ルピアから1万4046ルピアにわずかに下落した。

中銀は第3・四半期の経済成長予測を5.1%から5.05%に小幅に下方修正したが、今年の経済成長率予測は5.1%前後で据え置いた。来年の経済成長率を5.3%に押し上げるため、政府が財政刺激策を活用すべきだとの認識も示した。

2期目に入ったインドネシアのジョコ大統領は、閣僚名簿を発表。市場はスリ・ムルヤニ財務相の留任を歓迎している。[nL3N278119]

総裁は、閣僚名簿の発表を受けて、投資家が年内に事業計画を実行に移し始める可能性があると指摘。

インフレは懸念要因ではなく、今年から来年にかけては目標の範囲内で推移するとの見方を示した。経常赤字は管理可能であり、今年の国際総合収支は「確実に」黒字になるとの見通しも示した。

*情報を追加しました。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます