[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米エネルギー情報局(EIA)が18日発表した月間掘削生産性報告によると、12月の国内主要生産地7カ所のシェールオイル生産量は日量約4万9000バレル増の913万バレルと過去最高を更新する見通し。
最も大きな割合を占めるテキサス州とニューメキシコ州にまたがるパーミアン盆地では、12月の生産量は日量5万7000バレル増の473万バレルとなる見込み。増加幅は7月以降で最も小さいが、他の鉱区で予想される減少分を相殺するとみられる。
ノースダコタおよびモンタナ州バッケン地域の生産量は日量9000バレル増加し、過去最高の151万バレルの見通し。
一方、テキサス州イーグルフォード、オクラホマ州などを含むアナダルコ盆地の生産量はともに減少する見込み。
12月の米天然ガス生産量は過去最高の日量852億立方フィートの見通し。前月からの増加幅は約3億立方フィートと、主要シェールオイル生産地での生産が減少した1月以降で最も小さくなる見込み。
各地域のリグ数は年初から減少している。
国内最大のシェールガス生産地であるアパラチア地域の生産量は1億立方フィート弱増えて337億立方フィートと、過去最高を更新する見通し。
EIAによると、10月に掘削された坑井は2017年12月以来で最も少ない1148、完成した坑井は1373。これにより、掘削済・未仕上げ坑井(DUC)は225減って7642となり、2018年10月以降で最も少なくなった。10月のDUCの月間減少幅は2013年12月以来、過去最高だった。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20191118T230219+0000