[ドバイ 18日 ロイター] - イエメンの親イラン武装組織フーシ派と戦闘中のサウジ主導の連合軍は18日、紅海の南で韓国の掘削リグを曳航する船がフーシ派に拿捕(だほ)されたと発表した。
サウジ国営メディアが伝えた連合軍報道官の声明によると、船は17日遅くにフーシ派に拿捕された。拿捕された船の乗員数は明らかにしなかった。
フーシ派幹部はその後、ロイターの取材に応じ、同グループの部隊が紅海で「不審な船」を拿捕したとし、乗員は保護していると明らかにした。
同幹部は「イエメンの沿岸警備隊が、この船が敵国に属しているのか、あるいは韓国に属しているのかを確認している。韓国の場合は、法的手続きが完了した後に船は解放される」と語った。
一方、フーシ派のテレビ局「アルマシラ」は、紅海南部のイエメン沖で3隻の船が拿捕され、イエメンのサリーフ港に曳航されたと報道。1隻はサウジアラビア船籍と伝えたが、他の2隻については明らかにしていない。
連合軍報道官は、船の拿捕は「テロ行為」であり、航行の自由と世界貿易を脅威にさらしていると非難した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20191118T235554+0000