[ブリュッセル 19日 ロイター] - 欧州連合(EU)加盟国政府、欧州議会、および欧州委員会は18日、2020年度予算案で合意した。気候変動対策や国境警備隊関連の予算を拡大した。
2020年度予算は、7年の中期予算案の最終年度で、28カ国の国内総生産(GDP)の1%に相当する。
予算総額は1687億ユーロ(1868億ドル)で、うち21%を気候変動対策に充てる。
農業や漁業などの支援として約600億ユーロ、欧州内の経済・社会的格差を縮小するために約590億ユーロ、それぞれ確保した。
研究・技術革新や若者の教育プログラム、中小企業支援、全地球測位システム(GPS)の欧州版「ガリレオ」に関連した予算として約250億ユーロを充てる。
また、安全保障や人道支援、新設された国境警備隊関連予算として140億ユーロを想定している。