[香港 5日 ロイター] - 香港当局は、民主派団体「民間人権陣線」に対し、8日に「人権デー」の大規模デモ行進を行う許可を与えた。同団体が5日、発表した。
同団体は6月に100万人規模のデモ行進を主催。その後、抗議活動が過激化したことを受け、当局は同団体が計画するデモ集会の事前許可申請を却下してきた。ただ、11月24日の区議会選挙で民主派が全議席の9割近くを獲得して圧勝した後は、沈静化の動きが一部で見られている。[nL4N2840N6]
香港のテレビ局、RTHKによると、香港立法会(議会)ではこの日、香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官に対する弾劾動議が反対36票、賛成26票で否決された。親中派議員らが反対したという。
ただ、香港最大の親中派政党の党首は行政長官を支持しながらも、現政府は「暴徒が引き起こした暴力」を阻止できなかったと批判したという。
一方、香港警察のトップ、クリス・タン警務処長は6日に北京を訪れ、中央政府の当局者らと治安状況について協議する見通し。先月警察処長に任命されて以降で初の北京訪問となる。