[17日 ロイター] - 格付け会社フィッチ・レーティングスは17日、米中の「第1段階」の通商合意が貿易摩擦を緩和させたとしつつも、摩擦は解消されたわけではなく、再燃するリスクが残っているとの認識を示した。
とりわけ技術の分野を巡る対立は貿易戦争の完全な解決への主要な障害になると指摘した。
また、第1段階の合意を踏まえ、中国の2020年成長率見通しを6%近辺とし、従来の5.7%から修正した。
米中両政府は前週、「第1段階」の通商合意に到達。トランプ米大統領は15日に予定していた対中追加関税の発動を見送り、発動猶予と引き換えに中国は米農産物の購入を拡大していくと強調。さらに「第2段階」の合意に向けた交渉を直ちに開始すると表明した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20191217T164634+0000