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米共和上院トップ、民主要求の追加証人召喚に難色 弾劾裁判なら

発行済 2019-12-18 04:51
更新済 2019-12-18 04:57
米共和上院トップ、民主要求の追加証人召喚に難色 弾劾裁判なら

[ワシントン 17日 ロイター] - 米共和党のマコネル上院院内総務は17日、上院で年明け1月に開始される見通しのトランプ大統領弾劾裁判にホワイトハウスの現旧補佐官を新たに証人として呼ぶよう求める民主党の要請に反対を表明した。

野党民主党の重鎮シューマー上院院内総務は15日にマコネル氏に宛てた書簡で、マルバニー大統領首席補佐官代行、ボルトン元大統領補佐官(国家安全保障問題担当)、マルバニー氏の補佐官であるロバート・ブレア氏、行政管理予算局(OMB)のマイケル・ダフィー氏の4人を証人として呼ぶよう要請した。[nL4N28Q0S9]

マコネル氏は「上院民主党指導部は下院民主党の宿題を上院にやらせることを望んでいるようだ」とし、シューマー氏と大統領弾劾調査を主導する下院情報特別委員会のシフ委員長を批判。「そのようなコンセプトは完全に間違っている。上院は裁判で判事と陪審の役割を果たすことであって全面的な調査は再開しない」と述べた。

シューマー氏はマコネル氏の発言に対し、証人を欠く裁判は「ごまかし」と反発。「マコネル氏は何を恐れているのか?トランプ大統領は何を恐れているのか?真実だろうか?」と反撃した。

両氏とも、近く会合を持ち、今後の方針について協議する見通しと述べた。

トランプ大統領はツイッターへの投稿で、自身を「これまでで1番人気の大統領」と称し、弾劾に向けた動きを民主党による「詐欺行為」と批判した。その上で「心配は無用だ。私は何も悪いことはしていない。悪いことをしているのは奴らだ!」と述べた。

下院本会議は18日、権力乱用と議会妨害を根拠とするトランプ大統領弾劾訴追案の採決を実施する。下院委員会はこの日、採決に向けた審議の規則などを巡る会合を開いた。下院は民主党が多数を占めることから、弾劾訴追案は可決される公算が大きい。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20191217T194829+0000

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