[ニューデリー 18日 ロイター] - インド最高裁は18日、イスラム教徒を差別していると批判されている改正国籍法(CAA)の施行停止要求を棄却したが、来月、審理すると表明した。
CAAは、2015年より前にアフガニスタン、バングラデシュ、パキスタンから不法入国した非イスラム教徒がインド国籍を取得しやすくするもので、前週施行されたが、反イスラム的として数千人規模の抗議デモが行われている。
最高裁のボブデ裁判長は、CAAの施行停止要求は拒否したものの、来年1月22日に審理を行うと述べた。
インド政府は、CAAは、イスラム教徒が大多数を占める3カ国のヒンズー教徒やキリスト教徒などの少数派に対する迫害に対応したものと説明しているが、根深いイスラムへの偏見を象徴するといった批判の声が上がっている。