[ブリュッセル 18日 ロイター] - 欧州委員会のフォンデアライエン委員長は18日、英国と欧州連合(EU)が2020年末までに新たな貿易協定を締結できなければ、英国はEUよりも大きな打撃を被るとの見通しを示した。
ジョンソン英首相は前日、E∪離脱後の移行期間を20年以降に延長することを阻止する法案を成立させる方針を示し、来年末までにEUとの包括的な貿易協定締結を迫る姿勢を鮮明にした。
フォンデアライエン委員長は「極めて厳しい日程となる」とし、「期限は来年12月で、多くの時間は残っていない。来年末までに結論に至らなければ、われわれは再び崖っぷちの状況に陥る」と警鐘を鳴らした。
その上で「それに伴いわれわれの利益を脅かすことは明白だが、EUがなお単一市場の恩恵を受ける中、英国が被る打撃はより大きいだろう」と述べた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20191218T161940+0000