[東京 23日 ロイター] - アジア時間の原油先物は総じて横ばい。米中通商合意の署名が近いとの見方が広がる中、前週まで3週連続の上昇となっていた。
トランプ米大統領は21日、米国と中国は間もなく「第1段階」の通商合意に署名するとの見方を示した。
0100GMT(日本時間午前10時)現在、北海ブレント先物 (LCOc1)は0.04ドル安の1バレル=66.10ドル。米WTI先物 (CLc1)は0.04ドル安の60.40ドル。
アクシトレーダーのアジア市場担当チーフストラテジスト、スティーブン・インズ氏は「原油相場は、引き続き米中貿易交渉の進展が支援材料になるだろう」と指摘。
「世界のマクロ見通しは過去1年間で最も良好だ。原油相場はファンダメンタルズ要因とセンチメントの双方にしっかりと支えされるだろう」と述べた。
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した12月20日までの週の国内石油掘削リグ稼働数は、前週比18基増の685基で、11月上旬以来の高水準となった。掘削業者が原油高を見込んでいる可能性がある。
米商務省が20日発表した第3・四半期の実質国内総生産(GDP)確報値(季節調整済み)は年率換算で前期比2.1%増だった。改定値から変わらず、市場予想と一致した。堅調な労働市場の動向に支えられ、緩やかな拡大が継続している兆候を示唆した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20191223T030447+0000