[ワルシャワ 23日 ロイター] - ポーランド政府は23日、2020年度国家予算を承認した。収支を均衡させて赤字を出さない予算となっており、来年の大統領選を前に与党「法と正義」の支持率向上につながる可能性がある。
首相府はツイッターへの投稿で、歳出と歳入はともに4350億ズロチ(1132億ドル)を前提にしていると明らかにした。
モラウィエツキ首相は記者会見で「税収の改善で均衡化が可能になった」とコメントした。
一方、アナリストらは、年金改革の手数料や二酸化炭素(CO2)排出枠認証、次世代通信規格「5G」の周波数帯売却といった一時的項目が赤字解消につながったと分析している。
首相府はまた、来年の一般政府ベースの財政赤字は一時項目差し引き後に国内総生産(GDP)比で1.2%になるとツイートした。欧州連合(EU)が上限としている3%を下回る。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20191224T015813+0000