[ソウル 18日 ロイター] - 北朝鮮情報サイトのNKニュースは18日、複数の匿名の北朝鮮関係者の話として、同国の李容浩(リ・ヨンホ)外相が職を解かれたと報じた。後任は、2018年4月の南北首脳会談で重要な役割を果たした祖国平和統一委員会(CPRK)の李善権(リ・ソングォン)前委員長、という。
北朝鮮の公式メディアでは報じられていない。
外相の交代は指導部刷新の一環で外交路線にも影響が出てくる可能性がある、としている。外交官の行事が予定されている23日か、あるいはそれ以前に正式発表される見通し、という。
韓国の統一省は報道について、慎重に判断する、との姿勢を示した。
米国務省のコメントは得られていない。
李容浩氏は昨年9月の国連総会一般討論演説の場に姿を見せなかった。
NKニュースによると、今月に行われた北朝鮮指導部の会合の集合写真に同氏が写っていなかったため、大幅な人事刷新の観測が出ていた。